高齢者住宅ランキング2021


※第637号(2021.8.4•11)に掲載

 

学研G•初のトップ3に

2021年の「福祉施設・高齢者住宅定員数ランキング」を掲載する。この1年もさまざまな動きがあった介護業界。事業会社によるM&Aに比べ、投資ファンドの動きが目立つ。また、新型コロナウイルスは収束どころか、ここへきて首都圏を中心に再び急速な感染拡大となっている。長引く新型コロナの影響により現場の疲弊が続けば、今後の介護事業経営にも大きな打撃を与え、さらなる再編に繋がる可能性もある。安全な事業運営とともに、経営者にとっては財務にも気を配りながら難しいかじ取りが迫られる。

 

データベースはこちら

 

福祉施設・後継者住宅 DATABASE

 

 

周辺領域拡大が成長戦略のカギ

トップは2万7907で引き続きSOMPケア(東京都品川区)が堅持。ここ数年は内部体制強化に重きを置き、M&Aや新規開設は控えていたが、昨年末に大手不動産デベロッパー東京建物傘下の「東京建物シニアライフサポート」を買収。有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を19棟・約2100名を上乗せした。

7月に発表した新中期経営計画では、今後5年間で33棟の新規開設を計画していると発表。M&Aについても規模と地域戦略踏まえて前向きに実施していくと表明している。

 

 

福祉施設・後継者住宅 DATABASE