食中毒で5人死亡 東京・千葉で 有老ホームの食事原因
2016年9月17日
SOMPOケアメッセージ(以下・メッセージ/岡山市)が運営する2ヵ所の有料老人ホームでO157による食中毒が発生し、合計で入居者53名が発症、9月7日までに5名が死亡した。
食中毒が発生したのは、ウエルピア市川(千葉県市川市)とグリーン東京(東京都羽村市)。いずれもメッセージ子会社のシーケーフーヅが食事を提供しており、保健所の調査によれば同社が8月22日に提供した「きゅうりのゆかり和え」が原因。いずれも調理は施設内のキッチンで行われていた。
なおメッセージによればシーケーフーヅでは、ほかの高齢者施設にも食事を提供しているが、今回原因となったメニューを導入しているのは食中毒が発生した2施設を含め合計4施設。残る2施設(いずれも東京都内)については、現在まで特に問題は発生していない。
メッセージでは「亡くなられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族には心よりお悔み申し上げます。今回の件を厳粛に受け止め、二次感染・再発防止の取り組みを徹底します」とコメントしている。