2025年3月5日号  13面 掲載

シフト管理システム無料提供 単発バイトアプリと連携も カイテク

2025年3月11日

カイテク(東京都新宿区)は2月、シフト管理システム「カイテクシフト」の無料提供を開始。同社の提供する単発バイトアプリ「カイテク」と連携しているため、煩雑なシフト作成業務の効率化に加えて人材確保まで一元的に管理可能になる。

 

 

サービスイメージ

 

 

カイテクシフトでは、スタッフがスマホアプリ上で希望休日を提出すると、その情報が自動的にシフト作成の管理画面に反映される。希望休日の提出時には、各種イベントや研修も参照可能であるため、シフトのミスマッチを防止することもできる。管理画面は操作性を重視しており、Excelと同じ使用感でシフトを組むことができる。シフト公開後、スタッフに通知が送信され、スマホで勤務予定や同僚の勤務状況を確認できるようになる。また、作成したシフトの情報から、「勤務形態一覧表」用のデータを自動生成する機能も搭載。施設ごとに異なる勤務時間や休憩時間の設定にも対応し、監査などの業務負担を軽減する。

 

武藤高史社長は「カイテクシフトにはAIの搭載も検討したが、シフト作成者の設定項目が多すぎるため、手直しがかえって負担になる。そのため敢えて、スタッフが使い慣れたExcelに似た仕様で、現場の方でも直感的に作成できるシステムとした」と語る。

 

 

カイテク 武藤高史社長

 

 

シフト作成時には人員が不足している箇所が赤く表示される。カイテクと連携しているため数クリックでスポットの求人募集をかけることが可能(特許出願済)。応募者とのマッチングが成立すると即時で確定通知が届くため、スムーズなシフト調整が行える。また、スポット人材にキャンセルが発生した場合は、自動で再募集をかける機能が備わっており、管理者が手動で調整する必要がなく安定した人材確保が可能。また、管理画面にスポットワーカーの施設での勤務回数も表示されるため受け入れ準備が円滑になる。

 

「スポットワークはとても便利ではあるが副作用も大きい。スポットワーカーをExcelで管理している事業所も多く、受入れ・キャンセルの対応が手間になっていたが、連携することで責任者が不在の時も容易に管理できるようになったという声があった」(武藤社長)

 

また、スタッフが利用するアプリにはチャット機能も搭載しており画像の送受信も可能。グループチャットの作成も無制限で行える。申送り事項の共有などスムーズな情報連携ができるようになる。

 

「今後も介護施設や医療機関が直面する業務効率化のニーズに応えるべく、シフト管理サービスの機能拡充とサポート体制の強化を進め、より多くの介護・医療現場の笑顔を増やすために取り組んでいく」(武藤社長)

 

 

シフトのミスマッチを防止する

 

 

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