2025年2月26日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2025年2月26日

128日に埼玉県八潮市で起きた交差点道路陥没事故。219日にようやく周辺の地盤補強作業が完了し、現場近くの住民の避難要請も解除された。転落したトラックの運転席に乗っていた高齢男性は未だ取り残されており、懸命な捜索が続けられている。

 

同日、県は補正予算案に事故に関連する工事費用として約40億円を盛り込んだ。日本では全国に張り巡らされたインフラが人々の生活を豊かにしているが、その維持には莫大な費用がかかる。今後、こうしたインフラを維持できる地域とそうでない地域が出てきてしまうことは想像に難くない。

 

行政から都道府県へ、そして自治体へと権限移譲が進む。交通や商業、居住、福祉などを分けるのではなく、それぞれが行政とともに連携し合ってデザインするまちづくりが求められる。地域ごとにどのような視点を持つべきか、今一度深く考えたい。

 

 

 

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