【コラム】介より始めよ
2015年1月21日
年末年始にプライベートで中東のバーレーンを旅した。同国では80万人弱の人口のうち約半分が東南アジアなどからの出稼ぎ労働者だ。タクシー運転手、飲食店店員などといった単純労働の多くは彼らが担っており、本来のバーレーン人との間で労務については明確かつ自然に住み分けられている。
介護業界での外国人労働者受け入れ議論が本格化しているが、業界内では言葉の壁などが理由の慎重・反対論も多い。しかしこの国の様に、外国人労働者が担う業務の範囲を明確にすることで、介護・医療現場でも多くの外国人労働者を有効的に活用できるのではないだろうか。高い専門知識・技能を持ったスタッフが単純労働に忙殺されないなど、メリットも多いはずだ。
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