2024年12月18日号  3面 掲載

施設検索サイト刷新 スマホ向けUI/UX強化 ソコスモ

2024年12月21日

老人ホームマッチングサイト「ソコスモ」を運営するソコスモ(東京都中央区)は12月16日、同サイトをリニューアルオープンしたことを発表した。UI/UXを改善しスマートフォンでの使い勝手を向上させた。

 

 

公平・公正を重視 プロ用検索機能も
 

「ソコスモ」は介護事業者・医療業界向けの情報紙を発行する高齢者住宅新聞社(同)が監修し、利用者のニーズに合致した施設を「公平・公正」にマッチングさせる。情報掲載料の高低による掲載順位の変更はせず、施設紹介の手数料は一切受け取らない。資料請求後は利用者に直接施設に問い合わせを行ってもらう。掲載施設数は2024年12月時点で4万3731件。
 

同サイトは9つの質問から最適な施設を抽出する「マッチング検索」、徒歩・車・電車などの移動手段から検索する「移動時間から探す」、市区町村・沿線・駅から検索する「エリアから探す」、ケアマネジャーやソーシャルワーカー向けの「プロフェッショナル検索」の4つの方法でマッチングする。ニーズに合った施設が「マッチング率順」で上位に表示される。
 

移動時間からの検索では家族の訪問しやすさを考慮し、「長男と長女の自宅から車で30分」など2地点からの移動時間で抽出可能。プロフェッショナル検索は、価格・施設分類だけでなく60以上の疾病などへの対応、食事の提供方法など100以上の詳細条件から絞り込める。
 

日本には公共・民間合わせて多様な高齢者向け施設があり、入居条件や価格も異なる施設が全国5万件以上存在する。膨大な選択肢から適した施設を探すのは大きな負担だ。特に国の情報提供サイトは初めて施設を探す人には活用が難しく、民間サイトにおいては公平性に疑問が残る。こうした課題から、同サイトでは「ニーズに沿った検索」を徹底し、公平・公正な検索プラットフォームとなることを目指す。
 

今回のリニューアルではセブンデックス(同渋谷区)がUI/UX改善を担当。親の介護に直面する50代以上の利用を想定し、ニーズに沿った高齢者住宅・施設をスマートフォンで気軽に探せるように改善した。

 

 

「ソコスモ」トップ画面

 

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