2024年10月9日号 5面掲載

【24年ランキングこの社長に聞く！】ツクイ　高畠毅社長

2024年10月15日

人員、送迎効率化進む

ツクイ(横浜市)は2024年高齢者住宅新聞居住系施設定員数ランキングで34位となった。施設数は87、定員数は3622。23年8月～24年8月の事業を高畠毅社長は次のように振り返る。

ツクイ高畠毅社長

新型コロナ禍の影響で通所介護の業績が伸び悩んでいたが、5類移行後は利用者数が増加し、24年度にはコロナ禍以前の水準に戻った。
　

21年にMBKパートナーズ傘下に入ったことで、生産性改善や業務負担軽減が進んでおり、過去1年を振り返ると、事業の回復と成長を実感している。
　

特に注力してきたのは、事業所間での人員配置の調整、送迎業務の効率化、ペーパーレス化の推進。これにより労働生産性が向上し、赤字事業所の8割以上が改善した。
　

今後は、グループ子会社のアカリエで展開している訪問介護の新ブランド『A-Smile』の拡大に力を入れていく。24年度にはさらに8拠点増やす予定で、若手職員の採用にも成功している。
　

また、訪問看護ステーションの新設やM&Aを積極的に行い、25年度中に100ヵ所まで拡大する計画だ。ホスピス型住宅の運営にも着手し、地域戦略の強化を図る。

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