2024年9月25日号 1面 掲載
【コラム】介より始めよ
2024年9月25日
きらきら、さらさら、しとしと――などなど、日本語には多種多様なオノマトペが存在する。文化庁が先日公表した「国語に関する世論調査」によると、「日本語の特徴で魅力を感じるところ」について、約4割が「擬声語・擬態語が多様であること」と回答している。
これらの言葉は時代と共に新しい表現も現れる。例えば同調査によると「ふんわりと柔らかそう」という意味で「もふもふ」という言葉を使う人が半数以上となっている。
愉快で可愛いらしい言葉であるが介護の現場の外国人介護職には厄介かもしれない。「今日はお腹が『シクシク』痛む」と利用者に言われても、すぐに理解するのは難しい。
外国人介護職の活躍が大いに期待されている現代、円滑なコミュニケーションの実現は大きな課題だ。秋の夜長に、現場で使う日本語について、じっくり考えてみてもいいかもしれない。
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