2024年6月19日号 1面 掲載
【コラム】介より始めよ
2024年6月19日
先日、娘の保育園で「保育参加」が行われた。所属クラスの保育に保護者として参加し、園で過ごす子どもの普段の様子や保育内容を知ったり、ほかの子どもたちと交流を図ったりすることなどが目的だ。すごくライトな「1日保育士体験」のようだと思った。
3歳児クラスの園児約20名に対し、担任は2名。そこに加わらせてもらったものの、とてもじゃないが一人ひとりと落ち着いて接することなど素人にはできなかった。加えて保育士の業務は、保育計画策定や保護者との連携、各種行事の準備・実施など幅広い。改めて感謝と尊敬の念を強く抱いた。現役世代が減少する中、女性の活躍推進は不可避。子を持つ女性を支えているのが保育園であり、保育士だ。
介護業界でも「介護参加」があるといいかもしれない。利用者の子や孫など家族が「1日介護職体験」をすることによる好影響がありそうだ。
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