2024年5月15日号 1面 掲載
【コラム】介より始めよ
2024年5月15日
新型コロナウイルス感染症が5類に移行されて1年が経過した。5類移行後もしばらくは、介護・医療・福祉の従事者と一般の人たちとの間で行動制限解除の度合いに大きな差があった。現在はどうかと介護職の友人に尋ねたところ「マスク着用や手洗い・うがい、消毒などのスタンダードな取り組みは継続しつつも、外食や旅行などの制限はほぼなくなっている」と教えてくれた。
2023年秋頃から現在にかけて「第10波」と呼ばれる感染拡大が続いている。感染後の外出自粛もなく、国内外の旅行者も大きく増えているため当然だ。規制がなくなったことで、症状が出ても「念のための検査」や受診をすることなく過ごしている人も多いだろう。
しかし、免疫力の低下した高齢者などにとって脅威であることに変わりはない。飛沫感染である以上、必要時にはマスクを着用するなど引き続き留意したい。
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