【コラム】介より始めよ
2023年1月11日
今年も残すところ半月となった。12月に入り年末が近づくと、どことなく気持ちがせわしなくなる。仕事で言えば仕事納めに向けた業務進行や挨拶まわり、家庭ではクリスマスの準備や大掃除、正月準備などが目白押しとなり、慌ただしくなるのは当然だ。
医療・介護の現場は、年末年始でも休みはなく、患者や利用者、そしてその家族の日常を支えるために動いている。12月31日に提供する食事がそばであったり、正月にはおせちを提供したり、利用者と初詣に出かけたり。そんな風に年末年始の季節感を味わうのだろうか。
入居系の施設などでは、大晦日や正月に、なぜか転倒事故や急変などが起こりがちだと聞いたことがある。冬場の入浴リスクや、お酒を嗜む機会などの影響によるものかも知れない。こうした危険に備えながら少しでも穏やかな年末年始であるようにと、現場の方々に思いを馳せる。