【コラム】介より始めよ
2015年3月25日
社会保障給付を抑制する方策のひとつとして「定年制度の延長・廃止」があげられる。高齢者が働けば、彼らが「支えられる側」から「支える側」に回る、というわけだ。
しかし、60代後半といえば早い人は要介護になっている。体力的に就労が厳しい人もいるだろう。そうした人が70歳の定年を前に退職をした場合に「自分は落伍してしまった」などの気持ちになることが心配だ。また、定年を迎え「これからはゆっくり旅行でも」と思っていたが、老後の自由な時間が少ないということはないだろうか。
「生涯現役」はいいことだが、個々の事情に合わせた早期リタイアが社会的・経済的不利にならないような仕組みづくりも必要になるのではないだろうか。
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