2025年1月15日号 8面 掲載
訪問看護ステーションの求人倍率4倍超、病院では約2倍 日本看護協会
2025年1月17日
2023年度の訪問看護ステーションの求人倍率が初めて4倍を超えたことが、公益社団法人日本看護協会(東京都渋谷区)が24年12月に出した報告で明らかになった。
同報告によると、訪問看護ステーションの求人倍率は4.18倍で、前年の3.9倍から上昇。人手不足が深刻化している実態が浮き彫りとなった。
他施設と比較しても、訪問看護ステーションの求人倍率は高い。例えば、病院(20~199床)の求人倍率は2.64倍、病院(200~499床)は2.27倍とされており、訪問看護ステーションでの看護職の需要が極めて高いことを示している。
また、ケアハウスやグループホーム、有料老人ホームでも求人倍率は1.80倍で推移しているが、訪問看護の需要増に比べると控えめだ。