2024年11月20日号 1面 掲載
【コラム】介より始めよ
2024年11月20日
道央南部に位置する人口約4200人の厚真町。この街にも高齢化・過疎化の波が到来している。
この課題に対応するため、地元スタートアップが生み出したのが共助型困りごと解決サービス「ミーツ」だ。困りごとを抱えた人と、それに対応可能な人をアプリでマッチングするサービスで、「厚真家」とも呼べる助け合いのコミュニティを地域で構築することを目指している。
国立社会保障・人口問題研究所は11月12日、「日本の世帯数の将来推計」の最新版を公表した。それによると2040年には半数以上の都道府県で平均世帯人員が2名を下回るという。50年に最も平均世帯人員が小さいのは東京そして北海道で、1.78名となる見込みだ。
家族の規模は今度も縮小していく。デジタル技術を活用してつながった「疑似家族」を増やしていくことが、社会課題解決の鍵になるかもしれない。
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