全国介護事業者連盟、「DX化」を無償支援　GiverLinkと提携

一般社団法人全国介護事業者連盟(介事連/東京都千代田区)は9月18日より、加盟事業者向けに無償で「介護・障害DX」支援を開始すると発表した。支援にあたり、介護・障害分野のICT導入支援などで実績があるGiverLink(仙台市)と業務提携を行った。

介事連ではかねてより介護・障害分野での「業務効率向上」「ICT化・ロボット活用推進」を政策方針の一つとして掲げており、今回はそれをより一層推進していくためのもの。

新たに介事連ホームページに「DXなんでも相談窓口」の受付フォームを設置し、加盟事業所からDXについての相談を受け付ける。DXを進めていくための構想からICT機器導入、さらには事業所のブランディングや人材採用についての包括的なアドバイスまで多岐にわたる支援を無償で実施する。支援を担うGiverLinkはこれまでに3500を超える介護・障害福祉事業所へのICT導入支援などで実績があるという。

「(介事連)設立来の2大テーマである『産業化の推進』『生産性の向上』の実現に向けて、より具体的な支援で新たなステージに挑戦する」(斉藤正行理事長)

介事連は設立7年目で加盟法人数は5518、事業所数では3万4011ヵ所(24年6月現在)。

一般社団法人全国介護事業者連盟斉藤正行理事長