西麻布にシニアレジデンス400室 三井不動産レジデンシャル

2024年7月29日

三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は7月29日、10月1日開業予定のシニアレジデンス「パークウェルステイト西麻布」をメディア向けに公開した。シリーズ最高峰となるこのレジデンスでは、フィットネスを行える「ウェルネスプール」や帝国ホテル提供の食事、居室に入る際の「顔認証システム」などを新たに取り入れた。

 

 

パークウェルステイト西麻布の外観

  

 

10月開業、180室が成約済み

 

建物は地上36階建て、居室数は400室で、2~3階が介護居室(60室)、4~8階/10~34階が一般居室となっている。住戸面積は一般居室で約39~142平米、介護居室で約22~35平米。類型は介護付有料老人ホームとなっている。

 

202210月から入居募集を開始しており、成約済みが約180件。3割ほどが夫婦での入居となっている。問い合わせ件数でいうと、既に4000件以上来ている状況という。

 

9階は「ウェルネスフロア」としており、温水プールで軽い運動を楽しめる「ウェルネスプール」やフィットネスジムなどを設けた。これらは温泉療法などの介護予防をコンセプトとした施設開発やコンサルティングなどを行うウェルネスデベロップメント社と提携して行う。

 

 

ウェルネスプール

 

 

3536階がダイニングフロアとなっており、管理栄養士が監修した食事を帝国ホテルが毎日提供する。

 

 

帝国ホテルの食事

 

 

共用部及び全居室に、NECの顔認証システムを導入。鍵を持たずに外出することが可能になるほか、個人の識別によりアレルギー情報の確認や会計手続きなどもできるようになる。また、大浴場など特定の場所に長期で滞在している入居者を把握したり、安否確認システムと連携したりすることで、安全性も向上させるという。

 

 

エントランス

 

 

レジデンスには医療法人社団慶永会のクリニックを併設。東京海上日動ベターライフサービスの在宅介護事業所も同一建物内に開設し訪問介護や家事代行などを提供する。レジデンスにも看護、介護スタッフが主に介護居室に24時間体制で常駐するという。

 

料金は、例えば119平米の居室に2名で入居するケースだと前払い方式で75歳入居の場合約54000万円。82歳入居の場合約36800万円。月額利用料金が約53万円となっている。

 

三井不動産レジは2019年よりシニアレジデンス「パークウェルステイト」シリーズの供給を開始。すでに東京、千葉、大阪で3棟(1091戸)を開業している。今年秋には、西麻布と同時に「パークウェルステイト幕張ベイパーク(千葉県千葉市)」と「パークウェルステイト湘南藤沢SST(神奈川県藤沢市)」も開業。これにより総戸数が1500戸超増えることとなる。

 

 

ダイニングの様子

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