2024年3月13日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2024年3月13日

前向きでやさしい心の持ち主であるシンデレラ。いじわるな継母からの仕打ちにもめげずに日々を過ごす彼女の姿を見た魔法使いは、素敵なドレスとかぼちゃの馬車を彼女に与えた。その後の顛末は周知の通り。

 

今般、このシンデレラがバレエで上演されることとなった。舞台は、なんと現代日本。それに際して、シンデレラは「ヤングケアラー」の物語として再翻訳されることとなった。

 

優先すべきは家族か自分か。その二者択一に思い悩み、葛藤するのは、シンデレラもヤングケアラーも、そして家族の介護をする全ての人、これからそうなる可能性のある人にも当てはまる。誰もが知る物語が下敷きになっていることもあり、多くの人が共感し、一緒に悩んだりできる。

 

現代日本に魔法使いがいるとは限らない。この舞台で魔法使いの役目を果たすのは誰か。福祉の専門職であったら嬉しい限り。

 

 

 

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