2024年3月6日号  1面 掲載

【コラム】介より始めよ

2024年3月6日

4月より開始される「医師の働き方改革」。質・安全が確保された持続可能な医療の提供が目指されている。時間外労働の上限を、勤務医で960時間、救急医療や医師を派遣する病院などで1860時間と定めるとともに、面接指導・休息時間の確保を義務化していく。

 

かねてより医師の過重労働は顕在化していた。これに加え、今後医療ニーズは増していく。医師不足に対応すべく韓国では、大統領が医学部定員を3000人から5000人に引き上げる案を示した。これに反発した大学病院の研修医らは大規模ストライキを決行。研修医の給与は低く労働環境は過酷であるとして、まずは給与と労働条件を見直すよう求めている。

 

日本ではタスクシェアや労働環境改善に向けた法改正が行われるが、そもそも医師が不足していては抜本的改革にならないのではないか。韓国の動向を注視したい。

 

 

 

この記事はいかがでしたか?
  • 大変参考になった
  • 参考になった
  • 普通
全ての記事が読める有料会員申込はこちら1ヵ月につき5件まで閲覧可能な無料会員申込はこちら

関連記事



<スポンサー広告>