【コラム】介より始めよ

11月11日の介護の日に、マガジンハウス社が渋谷ストリームで開催した「ケアするしごと展」に行った。これは厚生労働省が介護業界に興味関心を持つ人を増やすために行う「令和5年度介護のしごと魅力発信等事業」の一環で企画された展示会。特徴的な介護事業所についてパネル展示し、認知症のVR体験も実施していた。

多くの若者が集まる渋谷で人気商業施設を活用しつつ、芸能人やメディアの力も借りながら「介護のしごとの魅力」を発信するプロジェクトは大きな意味があると感じた。

こういった発信活動ではネガティブイメージではなくポジティブな介護職のイメージ発信も行いつつ、表面的な美辞麗句だけでなく現場のリアルを伝えることも重要。さらに単発的ではなく継続的な発信も必要となる。少しでも介護に興味を持ち、この業界の門を叩く若者が増えていくことを願っている。