【コラム】介より始めよ

2023年3月31日

映画「ダイ・ハード」などで知られる米俳優ブルース・ウィリスさんが「前頭側頭型認知症(FTD)」と診断された。家族は2月16日、声明文をインターネット上に掲載。「治療法のない病気だが、報道により広く知られることで、多くの人が認識と研究を必要としているという現実に光を当てたい」と公開した理由を述べる。

 

高齢者に多いアルツハイマー型と比して、前頭側頭型は40~60代で多く発症する。パーキンソン症状などを伴うこともあり、家族の支えや適切な医療的ケア、介護が必要だ。ウィリスさんの家族は「幸運にもまだ個人的にFTDを経験していない人は、時間をかけて学ぶことができる」と呼びかける。

 

2025年には、日本の高齢者の5人に1人は認知症になると言われる。認知症介護においては、事前の知識や心づもりがあることが望ましい。これを機に、認知症への認識を今一度広めたい。

 

 

 

 

 

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