短期入所をシェアハウスに・・・ユニマット

2015年12月1日

ユニマット リタイアメント・コミュニティ(東京都港区)は、11月20日に、2016年3月期第2四半期決算説明会を開催した。 

 

売上高は前年同月比5・5%増の224億2300万円。営業利益は同95・2%減の5200万円。経常利益はマイナス2億4500万円、純利益はマイナス6億200万円となった。人員配置の見直しなど、業務の効率化をはかったが、主力事業のひとつであるデイサービスの介護報酬の引き下げによる収入減や、新規事業所の開設などの影響が大きいと発表。

 

サービス別では、ショートステイを新規に10事業所開設し、前年同月比10・5%増の61億1800万円と売り上げが増加しているが、稼働率が80・0%から76・8%と3・2ポイント低下している。平家伸吾社長は「費用やマンパワーを既存拠点に注ぐことで稼働率の向上を目指す」と述べた。

 

グループホームは新規契約者数が伸びたものの退去者がそれを上回り、売上高は前年同月比2%減の44億4700万円となった。

 

通期の売上高は前期比3・4%増の440億円、営業利益は同14・7%減の11億6000万円、経常利益は同30・2%減の7億円を見込んでいる。

 

新たな戦略のひとつとして、「そよ風」ブランドで展開するデイサービスとショートステイの複合施設のうち、ショートステイ部分を高齢者向けシェアハウスとして開放することを発表した。次に、富裕層をターゲットとした有料老人ホームの新ブランド「交欒‐MAZERAN‐」の展開をあげた。さらに、リゾート事業などを手掛けるグループ会社ユニマットプレシャスが開発中のリゾート地にCCRCを展開することを目指しているという。

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