高齢者住宅を “ゴルファーマンション” に用途変更
2015年6月24日
クリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区)と全国賃貸管理ビジネス協会(同中央区)は、高齢者向け賃貸マンションを、ゴルファー向けマンションに転用する。10月の入居開始を目指す。
このマンションは13年前に、社会福祉法人の理事長が茨城県古河市に開設。オーナー自身が食事をふるまう「まかない付き高齢者マンション」として運営されていたが、バリアフリー性などに難があったことなどから入居が進まず、オーナーも高齢化していた。
そこで、周囲にはゴルフ場が多いなどの特性を活かし、ゴルフ好きのためのマンションとして再生することにした。食堂などの共用部はパターラウンジやゴルフシミュレーターとして活用する。改修費用は約5000万円。居室は43平米の1LDKタイプで21戸。賃料は管理費・駐車場1台込で月6万5000円から7万5000円程度になる予定。設計はスタジオ・エイチ・プラス(同渋谷区)。
「高齢者住宅は共用部や敷地が広いので、今回の様な『コンセプトマンション』への転用が容易です。アイデアはたくさんあるので、入居が芳しくない物件に対しては、転用を提案していきます」(クリーク・アンド・リバー社建築事業部日高浩一ディビジョンマネージャー)
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