減災型サ付き発売・・・セキスイハイム 電気自動車を活用
2015年3月16日
積水化学工業(東京都港区)住宅カンパニーは、電気自動車の蓄電池を共用部の電力として使用できるサービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメントV to Heim」を4月1日に発売する。同社調べによると、こうしたサ付き住宅は業界初のこと。2015年度に20棟の販売を目指す。
同社では昨年5月に定置型リチウムイオン蓄電池と太陽光発電システムを標準搭載した、減災型・サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」を発売している。
今回の新商品は、災害時や非常時には電気自動車の大容量蓄電池と太陽光発電システムで共用部の電力を確保できる。日産の電気自動車リーフの場合、2000ワットの電力であれば、最大12時間電気の使用が可能であり、地域防災拠点としての役割を担うことが可能となる。
また、日中は太陽光発電で電気自動車への充電が行えるため、災害でガソリン供給が滞った場合でも、スタッフは電気自動車を使って食糧や生活用品の調達が行える。