【コラム】介より始めよ
2015年3月11日
「ズンズン運動」と称し乳児に整体の様な施術を行っていたNPO法人(解散)の元理事長が、施術で乳児を死亡させたとして逮捕された。不思議なのは、医師免許もあん摩マッサージ指圧師免許も持たない人物の「これで免疫力が向上する」との何の根拠もない主張を多くの親が信用していたことだ。
この理由について、ある番組では「核家族化などで、母親の多くが『育児の悩みを解決できる情報の不足』に陥っていることが原因」と分析していた。ネットでいくらでも検索可能な時代に情報不足とは不可解だが、言われてみれば介護も同様ではないか。情報は必要とする相手に届いて初めて意味を成す。情報難民の介護者を無くすために、業界あげて取り組む必要がある。
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