【コラム】介より始めよ

2015年2月4日

政府は、外国人技能実習制度を介護にも適用することを決めた。現在、この制度は農業・漁業・建設などの分野で活用されている。

 

本来ならば、名前の通り「主に発展途上国の外国人に日本の技術を学んでもらい、帰国後に母国のために活かしてもらう」ための制度だが、対象になっているのは介護同様に就労者の不足・減少が問題になっている業界だけに、単に「安く労働力が確保できる」と考えている事業者も多く、賃金をまともに払わなかったり過重労働を強いられたりなどの問題も発生しており、人権関連団体からは廃止などを求める声も上がっている。

 

こうした点を解決せずに、安易に人手不足解消のための一手法として対象業種を拡大することは大いに問題ありだ。

 

 

 

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